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人体冷凍保存の恐怖

今世界で350人の冷凍保存者がいるそうです。これからもっと増え続けるでし
ょう。もしこの技術によって人体が蘇生できるとしたら、身体細胞は仮死状態
で生存している事になります。だとすると体内では少なからず「受想行識」が
行われていることになります。ならば冷凍保存の身体の中には「自分である意
識の心(魂)が閉じ込められている」可能性があります。

未来の高度な医療に委ねられ解凍される日までの間、冷凍患者の意識は何年先
になるか分からない「寒さと闇と孤独」の中で恐怖と戦わなければなりません。
高額な冷凍保存費用を払って、究極の地獄を体験する事になるのです。要する
に「本人の意識は真っ暗闇の孤独と寒さの中で、死ぬに死ねない状態がいつま
でも続く」訳です。

これはとても言葉では表現し尽くせない恐怖体験となるでしょう。「どんなに
喚き、泣き叫ぼうが」誰も気付いてくれない。そんな地獄の世界を人間が創り
出したと言う事です。おそらくこの蘇生の試みは成功しないでしょう。ただた
だ無意味な実験だけは続けられ、やがて精神科学の発達を期に、途中で研究は
投げ出される事でしょう。

そんな無駄な費用と手間暇かけるなら、自分の本質である「魂(高次の荷電粒
子)」の存在を確信し、現在の人格と記憶を持って「転生」すれば済むことな
のに、何故に人々は死を恐れるのか。一番恐怖を感じるのは、自分が死ぬと一
切の記憶が喪失し、自己の存在感が消失してしまうと、頑なに信じていること
にあるのではないでしょうか。だから人生は一度きりと思い込んでいるのです。
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